研究・開発職

一から自分で作りあげられること、
実験を仕事にできることに、
面白さを感じています。

山崎 哲明

安全性試験

創薬支援事業本部環境リスク評価センター環境影響評価グループ蓄積性試験チーム

山崎 哲明

総合理工学研究科専攻修了
2012年入社

私の仕事

環境リスク評価センターでは、新規化学物質の安全性評価試験を実施しています。数々ある試験のうち、私は生物蓄積性試験を担当しています。生物蓄積性試験とは、化学物質が生物の体内にどれだけ蓄積しやすいかを明らかにする試験で、魚を用いて評価します。2012年の配属から毎年約6物質を担当しており、これまでに約30物質について分析法の開発、試験を実施してきました。現在は、酵素活性測定などの生化学的な手法を用いて、魚類の生体反応を利用した新しい生物蓄積性評価法の開発に取り組んでいます。
使用する分析機器も多く、入社前はガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)しか使用経験がありませんでしたが、入社してからはGC/MS、HPLC (UV,FLD)、LC−MS、LC−MS/MS、ICP-MS(無機分析)など、環境リスク評価センターに設置してある機器のほとんどを使いこなせるようになりました。

キャリアステップ

2012年
入社
2012年~2018年
環境リスク評価センター 環境影響評価グループ蓄積性試験チーム

仕事の面白さ

研究・開発職の面白さを挙げると2つあります。一つは、「一から何かを作りあげられること」。分析法の開発でも新規試験メニューの開発でも、一から自分で作りあげていくことができ、未知のものに挑戦していくことにやりがいを感じています。もう一つは、「仕事として実験ができること」。
私は大学での研究・実験に楽しさを感じ、ぜひこれを仕事にしたいと考えて研究・開発職を志望しました。メディエンスでは、ある程度自分自身の裁量で、時間や実験内容を決めることができます。期限内にいかに効率的にゴールに辿り着けるかを考え、実行する中で、読み通りに結果が出てくれると嬉しいですね。もちろん、予想と異なった結果が出るときもありますが、実はそこから学ぶことも多く、次の開発時に役に立つように感じます。

リフレッシュ法

読書が私のリフレッシュ法です。最近読んだのは落合陽一の『日本再興戦略』と『BCGが読む 経営の論点2018』です。全く専門外の分野について読んでいると好奇心が刺激されます。

メッセージ

就職活動を通じて自分自身と向き合うことの大切さを理解することができました。これまでの自分を振り返り、何に対して興味や楽しさを感じることができたか。そこを明確にすると、おのずと進路が定まってくると思います。実際にその会社で働いている人に話を聞いて、仕事のやりがいや業務内容のイメージをふくらませながら、積極的にアプローチしていってください。