研究・開発職

試薬と生産効率向上をミッションに
製造工程の全体を俯瞰する視点を培っていきます。

橋本 祐一郎

診断薬研究

診断薬事業本部生産・R&Dセンター生産技術部生産技術第1グループ

橋本 祐一郎

2016年入社

私の仕事

開発した試薬の製品化を進めるために、製造工程全体の管理を行うほか、発売後の製品トラブルやコストダウン対応のための設計変更を担当しています。また、製造を委託するパートナーへの技術的なフォローアップも行います。
プロジェクトは、製造部、品質管理部、薬事部、事業企画部、事業管理部、品質保証部等、さまざまな部署と協力して取り進めます。開発工程が進むごとに、携わる人がどんどん多くなり、ダイナミックな仕事であることを実感します。さまざまな分野のエキスパートが関わるため、疾患や測定方法の原理に関する基礎知識から、製造方法の効率化、検査データの活用方法に至るまで、多角的な観点でアドバイスをもらうことができます。日々新しい発見を得ることができるため、新鮮な気持ちで楽しく仕事に取り組んでいます。

キャリアステップ

入社後2年間は、汎用機器に搭載するラテックス試薬の開発を担当しました。その後、当社開発の測定機器PATHFASTに用いる試薬の製造移管・改良に取り組んでいます。

2016年
入社
2016年
研究開発部試薬開発第1グループ
2018年
生産技術部生産技術第1グループ2チーム

入社動機

学生時代、慢性閉塞性肺疾患や肺がんといった疾患の研究を行っていました。血液や痰から新たなバイオマーカーを探索し、その機能解析を行っていました。これらの疾患にはさまざまな合併症のリスクが潜んでいるのですが、研究を深めるにつれて、予防や早期診断、予後予測因子の重要性を痛感しました。
そんな中、当社が、肺がんの遺伝子変異検査やインフルエンザウイルスの迅速検査などを手掛けていることを知り、病気の予防から次世代の医療まで、ヘルスケア全般に関する課題に取り組んでいることを知りました。また、スポーツファーマシストの友人を通じて、当社がドーピング検査を行っていることを知り、身の回りのさまざまなところで活躍している企業なのだなと非常に興味が湧きました。

仕事の面白さ

この仕事のミッションは、製造過程全体を俯瞰し、生産工程、設備、作業手順等の改良を行うことで、生産効率の向上に導くことです。それを実現するために、製品の立ち上げから量産化まで幅広いフェーズに関わることが求められます。設計開発部門や生産部門など、部署横断的に活発なコミュニケーションを交わし、緊密に連携しながらチームで製品づくりをする楽しさを味わえるのは、大きな魅力だと思います。

今後の目標

臨床検体の取扱方法や、有機化学や製剤学、薬事・法規の幅広い知識など、これまでに培った知見をさらに育てていきたいと思っています。普段から競合他社の動向や最新の学術論文を把握し、市場のトレンドを理解したうえで、常に知識をアップデートし続けることを心がけています。それによって、設計から製造、品質管理といった各工程を深く理解し、全体を俯瞰して業務を遂行できるようになりたいと考えています。

メッセージ

当社は、入社年次や職種に関係なく、さまざまなバックグラウンドを持った方と気軽に意見交換ができる環境が整っています。またフレックスであり休暇なども取りやすく、納涼会や忘年会などみんなで楽しい時間を過ごしています。
就職活動を通して、自分のやりたい仕事がきっと見つかると思います。
気持ちを広く持って、日々いろいろな選択肢、可能性を広げておくことが大切です。
全力で、楽しみながら打ち込んでください!