社長メッセージ

渡部社長が語る「メディエンスの未来」

独自の強みである「分析力」をベースに、
新たな付加価値との化学反応によって、
世界中の方々の健康への想いに応えていきます。

代表取締役社長 渡部 晴夫

代表取締役社長
渡部 晴夫

皆さん、LSIメディエンスの採用サイトにようこそ。
私たちLSIメディエンスは、「臨床検査事業」・「診断薬事業」と「創薬支援事業」を三本柱に、幅広い事業を通じて人々の健康へのニーズにお応えしています。これら事業の根幹であり、私たちの最大の強みでもあるのが「分析力」です。臨床/非臨床を問わず、多様な検査領域で長きにわたり培ってきた知見やノウハウは、他社には真似できないものだと自負しています。この独自性が、市場における競争力の高さや、医療機関や製薬会社からの確かな信頼・評価につながっていますが、そうした現状に安住することは許されません。哲学者ニーチェが「脱皮できない蛇は滅びる」と語ったように、環境の変化にあわせて常に進化し続ける姿勢が不可欠です。
そこで、私たちは現在、「分析力」をコアに、膨大な検査データの蓄積を活かした「解析力」を加えることで、新しいソリューションの創出をめざしています。ただ検査結果を提供するだけでなく、そのデータが意味する「病状」や「薬効」を読み解き、医師の先生方や創薬技術者の方々に提案することで、より迅速で的確な診断や、安全で効率的な新薬開発に貢献していきたいと考えています。

私たちを取り巻く市場環境は、日々、変化を続けています。その背景には、人々の健康に対するニーズが、グローバルな規模で、高度化・多様化を続けている現状があります。より確かな診断、より有効な新薬を求める、世界中の人々の痛切な願いに耳を傾け、タイムリーにお応えしていくことが、“健康で安全な社会の創造”をミッションとする私たちの社会的使命であり、責任でもあるのです。
この使命や責任を果たすため、私たちは現状に甘んじることなく、より価値あるサービスの提供を模索し続けています。それゆえ、社員に対しても、今の自分に満足せず、常に自らを磨き続けることを求めています。これは、新たに当社の仲間となる皆さんに対しても同様です。
ただし、めざす方向性は問いません。「人々の健康に役立ちたい」という気持ちを共有していれば、必ずしも同じ方向に成長する必要はなく、むしろ、社員それぞれが異なる専門性を磨いてほしいと思っています。というのも、私たちがこれから、「解析力」に続く新たな付加価値を生み出し、広く社会に提案していくためには、医療や検査の知識だけでなく、例えばICTや法律の専門知識、社会学や心理学、さらには折衝力など、幅広い分野の知見やノウハウが必要になります。「分析力」という強固な基盤の上に、多様なスペシャリストが、それぞれの知見やノウハウを持ち寄ることで、さまざまな化学反応が生まれるものと期待しています。

現状に甘んじないというのは、社員の成長を支援する体制づくりという面でも同様です。教育・研修制度や人事評価制度をブラッシュアップさせるのはもちろん、今後、ますます増加していくグローバルな大規模プロジェクトに、若い社員を積極的に参画させていくつもりです。そうした機会を得ることが、社員の成長を加速させるでしょうし、同時に、若手ならではの柔軟な発想がプロジェクトに大きな刺激を与えることでしょう。
加えて、性別やキャリア、国籍などを問わず、誰もが活躍できる環境づくりも重視しています。実際、当社では結婚、出産を経ても長く活躍している女性社員が多く、女性の管理職も次々に誕生しています。今後もこうした風土を大切にしながら、社員の意欲を高める組織づくりに注力していきます。

最後に、このサイトをご覧になっている学生の皆さんに、一つアドバイスを送りたいと思います。よく面接の場で「アルバイト経験でコミュニケーション力を磨きました」「サークルで部長を務めるなかで指導力を培いました」といった自己アピールを耳にします。
アルバイトやサークルの経験は、もちろん貴重なものですが、社会に出てから経験する仕事とは、出会う人の数も、多様さも比較になりません。それらの経験を過信することなく、謙虚な気持ちで社会に出て行くことが、成長への第一歩になるはずです。
個人的には、学生の本分は勉強であると思っていますので、このことを忘れないでほしいと思います。
厳しいことも申し上げましたが、これから当社に加わっていただく皆さんの向上心が、当社の成長に不可欠な原動力になっていくはずだと、私は確信しています。皆さんとともに、互いを高め合いながら、一緒に成長していけることを、心から楽しみにしています。

代表取締役社長 渡部 晴夫

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